実は、原料は同じ。「チャ」と呼ばれる常緑樹から摘み取った茶葉から作られます。
同じ原材料なのに、味わいや色、香りに特徴が出るのは、不思議ですよね。どこで違いが出てくるかというと、茶葉を乾燥、発酵させて作る際の「発酵度合の差」です。
緑茶 :不発酵茶(発酵させずに作る。そのため茶葉の色が緑色のまま)
ウーロン茶:半発酵茶(途中で発酵を止めて作る。そのため中間の色に)
紅茶 :完全発酵茶(完全に発酵させて作る。そのため茶葉の緑素が壊され褐色に)
ちなみに、薬膳では、緑茶は体を冷やす、紅茶は体を温める性質があります。冷え性の人は紅茶のほうが体質に合っています。緑茶は控えめにするくらいがいいでしょう。